- 2020年5月17日
- 2020年9月13日
分娩編1 回旋 新しい切り口の産婦人科学講座
はじめに この分娩講座は、50年以上もの間、述べ2万人以上のお産に関わられた「お産の神様」とも呼ばれる先生(70歳台後半の現役産婦人科医)からご指導いただいたことを書かせていただきました。 さて国家試験の勉強などをしていてなかなかイメージがつかないと […]
はじめに この分娩講座は、50年以上もの間、述べ2万人以上のお産に関わられた「お産の神様」とも呼ばれる先生(70歳台後半の現役産婦人科医)からご指導いただいたことを書かせていただきました。 さて国家試験の勉強などをしていてなかなかイメージがつかないと […]
卵巣出血と異所性妊娠。 この2つの疾患は女性の腹腔内出血を伴う急性腹症として有名な疾患です。 しかし、その性質は対照的です。 卵巣出血は止血するのに対して、 異所性妊娠は出血は止まらず、手術による止血術が必要となります。 一体何が違うのでしょうか? […]
分娩の3要素ってみなさん覚えていますか? ①娩出物、②娩出力、③産道でしたよね。 そして、分娩のときに、この3つの要素を考えると習ってきた人が多いと思います。 実際に多くの参考書や教科書では分娩の3要素は、分娩の項に記載されています。 しかし、この分 […]
国家試験でもおなじみですが、妊娠悪阻(つわり)ではビタミンB1(チアミン)が欠乏しやすくなります。 ウェルニッケ脳症や脚気の予防のために輸液にビタミンB1を加える必要があることが過去に何度も出題されています。 では、どうしてビタミンB1だけが不足しや […]
Rh式血液型不適合妊娠で妊娠28週前後と出産後の72時間以内の2回ヒト免疫グロブリン(D抗原に対する抗体)を投与します。 みなさん、どうしてか考えたことはありますか? どうして27週なのでしょう? どうして2回投与するのでしょう? 今回はこの謎につい […]
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)って覚えていますか? 多くの本の解説では、 「排卵誘発剤による副作用で卵巣が浮腫を起こし、さらに重症になると胸などに水が溜まったりする病気」であると書かれています。 名前のように卵巣を過剰に刺激することにより起こる疾患で […]
さて前回はアプガースコアの新しい覚え方について解説しました。 今回は、実際の点数のつけ方について説明していきます。 アプガースコアは、 1)皮膚色 2)運動 3)感覚 4)心拍数 5)呼吸数 の5項目を0点から2点で評価していきます。 […]
若い女性の悩みであるのが月経困難症です。 とりあえずロキソニン、とりあえず漢方、とりあえず低容量ピル(LEP)と、とりあえず何かしら処方すればなんとかなるのが月経困難症です。 今日は普段は考えない月経困難症についてちょっと考えてみましょ […]
NT肥厚と胎児循環 前回の記事で胎児循環についてお話ししました。 ちなみにNT(Nuchal Translucency)肥厚という単語を聞いたことはあるでしょうか? 11週から13週で測定する頸部浮腫のことを指します。 しかし、どうして […]
胎児計測は、週数が進むにつれ、胎嚢(GS)、頭殿長(CRL)、そして児頭大横径(BPD)の順に測定します。 なんとなく流れで覚えているかもしれませんが、ちゃんと理由があるんです。 胎児計測を考えると進化と発生が見えてきます。   […]